2016年05月18日

熊本から地震関係の報告(160513)

熊本から地震関係の報告(160513)

【地震後の事務所の様子】
 ▼県連絡会事務所:
   14日の前震の後に、事務所はかなり物が飛び出し、棚が倒れる状態でしたので、16日に片付けに数名入り元に戻したら、またその夜の本震で更にひどい状態となりました。19日の午後2時間だけ、来れる人で大まかに片付けした後は、余震もひどくみな自分の生活で手いっぱいの状態なので、事務所を連休明けの9日に再開するようにして閉めました。しかし、この間も例会の会場問題や書類の整理などで事務局は動いていました。そして、各劇場の責任者にはメールで状況を尋ね、それを全員に返して共有を図っていました。
   9日から事務所を再開し、11日に会議をしましたが、まだ片付けが終わらない分(棚を元の位置に、棚の上にあった物を元の位置に)を16日月曜日に集まってきれいにします。

 ▼宇城事務所(元会員さんから借りている庭付き一軒家)
   本震の後に大家さんから、避難されている家族に貸すので、と言われ出る準備に入るが、ガスを引いてないことで家族が使用するには難しいとわかり、結局、事務所としてそのまま使えるようになった。地震で内部の損傷は少しあるが、そのまま使用している。

【変更を余儀なくされた事項】
  <中止>
・4月17日:西部子ども劇場の高学年の集まり
・4月18日:県理事会
  ・4月20日:帯山運営委員会
  ・4月22日:県立劇場館長の姜尚中さんとの懇談会
  ・4月25日:県責任者会議
  ・4月30日、5月1日:市連絡会高学年合宿(アクアドーム)
  <変更>
  ・4月23日に予定していた市連絡会高学年鑑賞会「あそびの中に」(不思議少年・熊本在住演劇グループ)を秋に移動。
  ・5月27日の県連絡会の予定していた会議室が使えず、事務所を片付けて開くことに!
  ・6月11,12日の市連絡会合同鑑賞会「シアターうん・どうかい」(アフタフ・バーバン)の会場が、予定していた会場が地震の影響で使用できないので、別会場に変更せざるを得なかった。
  ・6月18日の県総会の会場を、予定していた会場が使えないので、山鹿の八千代座交流館に変更した。
 
【子どものあそびの会を始動】
   バーバン九州事務所の佐藤律子さんと、あそび研究会参加者メンバー、子ども劇場メンバーでチームをつくり、4月23日〜5月9日まで⒒カ所(小学校の避難所10カ所と玉名市の健康福祉センター) を回る。
   5月7日には、かごしま子ども芸術センターから4名入って、益城の小学校で「紙とんぼ」づくりを実施。
地震後のあそびの会一覧.pdf
●5月11日(水)に地震後初めての県理事会を開きました。
各個人からの話から・・・
◆自分の状況
      ・被害の大きかった家族を受け入れた。避難所暮らしの方に手作り食事を届けたり支援物資を届けたりしている。 
      ・自宅マンションは半壊状態。家の仕事が一切なくなり、何とか食べていく手立てを考えて
       るところ。避難所の支援を続けている。
      ・震災が起こり、緊急かつ深刻な悩みが寄せられた。これまでの関わりの中で、人と人とをつなぐ役割があるんだと実感した。
      ・本震のあと2週間ほど、娘の家に寝泊まりに行く。家の崖の石積みが緩み心配!
      ・修理の必要な我が家だが、生活は1週間後には大分落ち着いていた。車中泊や、スーパーの開店前に並ぶなど経験した。
      ・PTA執行部(中学校)・学校評議員(小学校)の立場上、この間ボランティアの組織に入って動いていた。
      ・2回の地震で家は壁にひびが入ったりした。2,3日夜だけ避難所に寝泊まりした。
      ・益城の長男家族、長女の家族が家に避難してきた。その2回目の時は空き地で車中泊3日間、その間孫が発熱し日赤へ。避難していても民生委員なので、一人暮らしのところへ安否確認に回る。支援物資が届けば支給して回ったりしたが、思うようには動けない状態にあった。

◆地域の状況
      ・宇城市の被害も大きい。公共施設の損傷も多い。
      ・被害のあったマンションでは住民の移転が始まっている。スーパーなどは頑張って営業しているが、被害にあったところは閉店など再開のめどはたっていない。八代市役所が使えないので、鏡、千丁、厚生会館など公共ホールに機能移転しているー住民は不便。
      ・合志市の小中学校は4月27日から始まった。中学校の体育大会は予定より1週遅れ(5月22日)で開催される。
   
◆子どもたちの様子
      ・やつしろ子ども劇場会員の宮本さんが「親子で一緒に癒しの宮本家」を企画、宮本さんの家で知り合いの親子が集まり9時〜17時まで昼食はお母さんたちが作って、あそび、話し、子どもたちは発散の場になりました。子どもも怖くて家に帰りたくなくて、避難所暮らしをしている家庭もありました。
      ・長嶺東校区:10,11日とあいさつ運動で校門に立つ。1年生のほとんどが親と一緒に登校しているのが目立った。座布団やヘルメット持参の子も多くみられた。子育てサークルに来た乳幼児親子から、「小さな音にもびくびくする。しがみついてくる」など聞いた。実家に避難している人も多いし、車中泊している人もいる。
      ・トムソーヤの会のメンバーが菊南病院ホールで職員さんの子どもたちの相手をすると聞き、4月25,28日、5月2日に短時間ですが出かけ、ヴァイオリンの演奏も少ししました。

◆子ども劇場の役割をどう考えるか?
      ・まずはできる地域から徐々にあそびの会やお茶会を開く。ずっと心の中で思っていたこと、不安、不満を出してすっきりできる。次に小さくても生の舞台をみんな一緒に楽しむことで、心が和み、前向きな気持ちを取り戻せるかな・・・と思う。
      ・やつしろ:5月8日に以前より企画していた「木のおもちゃの広場」を開催した。親子30名以上集まり、子どもは一生懸命あそび、親も地震以外のことを話せたりして、ホッとする時間になった。大人もだが、子どもたちに何をする、というのではなく、まず話を聞き、ゆっくり寄り添っていくことが大事かな、と思う。心も体も日常に戻すことが大事!!
      ・りっちゃんとあそび研究会の活動はとてもいいと思う。子どもたちが解放され、あそび合い笑顔になれる。
      ・劇団が生の舞台を届けてくれるのをコーディネートすること。
      ・日頃のつながりをつくるためにも、おしゃべり会、お茶会など小さな集まりが必要だと思った。
      ・学校が始まったとはいえ、通常になるにはかなり時間がかかる。放課後の子どもたちのサポートを!→親の内面を出せる、感情を出せる集まりをつくる。→そして親子で遊ぶ、音楽で楽しめるなどこれまでやってきたことをそのままやることがいいと思う。
      ・地域でのコンサートやお話など、今こそ芸術、芸能、音楽、芝居などの心の癒し、揺さぶりが必要だと感じる。
      ・私たちが持っているスキル(文化・あそび・集う)を使って、つながり支え合う関係づくりをすることが重要。
      ・会員同士のつながりをしっかり作ることと、地域を意識した活動をつくること。

◆感じた事
      ・今回のように誰も体験したことのない大変な“生活”の中で、最低限の生きるための営みだけを考える日々に、他に考える余裕のない日々が息が詰まりそうに思えました。
       “生活”するだけでなく、“うるおい”や“楽しさ”“ホッとする”などの感情が人間らしく生きていくために欠かせないと思う。
      ・ゆったりと心地よさを感じる時間が、安心感とこれまでの自分を取り戻す早道だと思います。子どもたちやその周りの大人、高齢者も含め地域での「つながり」をとっても意識している今、音楽家や劇団の方のチカラもお借りして、その地域にあった集まりができるように働きかけていけたらと思っています。

*最初の2週間くらいは避難所に入った会員さんも多く、その中で積極的にリーダー的な役割や、絵本コーナーをつくったり、読み聞かせをしたりと自主的に動く方の様子がフェイスブックで共有できました。人と人とがつながることで、その場の雰囲気が変わっていく様子が伝わりました。また、あそびの会を開くにあたって、自ら避難所の校長にかけ合うなど積極的な会員の行動があって入ることができました。
*まだ益城町は水が出ていません。熊本市内でもライフラインは復旧しているものの、普通に家やビルの損壊があちこちに見られ、余震も続き落ち着かない状況です。県外に出られた方やまだ怖くて実家に戻られている方など、一人一人が何かしら抱えたまま日々を過ごしている状況です。
*そんな中での理事会でしたが、語り足りないくらい話した後に、これからの活動として、8月21日に企画していた子ども劇場アピールのためのフェスティバルを前日の20日と二日間開くことに決めました。多くの舞台を観る機会を県内に創り出したいと思います。熊本市内では校区ごとのコミュニティセンターを活用できないか、公民館やお寺など少人数でも開催できるようにしたいと、希望をもって実現していく方法をこれから考えていきます!

2016年5月13日                    特定非営利活動法人熊本県子ども劇場連絡会

posted by こどもあーと at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 熊本大分震災支援室
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